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過去最高益ペースで推移/住友不3月期3Q

 住友不動産(株)は9日、2023年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(22年4月1日~12月31日)は売上高6,988億8,500万円(前年同期比2.0%減)、営業利益1,969億1,900万円(同1.6%増)、経常利益1,966億1,500万円(同3.3%増)、当期純利益1,356億500万円(同5.1%増)。売上高こそ若干減少したものの、利益はいずれの項目でも3四半期時点での最高益を記録した。

 不動産賃貸事業部門では、前年に比べてテナント入退去工事が減少したことで減少したが、光熱費などの管理費用が増加。前期竣工の「住友不動産田町ビル東館」などが通期稼働もあり、セグメント売上高は3,154億3,900万円(同1.0%減)、ホテルやイベントホールもコロナによる落ち込みが縮小したことから、営業利益は1,323億900万円(同4,500万円増)と前年並みをキープした。

 不動産販売部門は期中に「グランドヒルズ南青山」「シティタワー大阪本町」などを竣工、引き渡し。マンション・戸建て・宅地を合わせて2,647戸(同462戸減)を計上した。販売戸数が減少したことでセグメント売上高こそ1,902億5,500万円(同6.0%減)と減少したものの、都心物件など好採算物件が多かったことから、営業利益530億500万円(同13.3%増加した。マンション契約は2,791戸(同437戸増)となり、通期業績予想に対する戸数は確保済みとなった。

 通期業績については売上高9,500億円、営業利益2,400億円、経常利益2,350億円、当期純利益1600億円を見込む。


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