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大東建託、本社ビルの省エネ改修でZEB化

「品川イーストワンタワー」外観

 大東建託(株)は29日、ZEB化に向け改修計画を進めている本社ビル「品川イーストワンタワー」(東京都港区)が、3月に建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「ZEB Oriented」を取得したと発表した。

 同ビルは2003年に竣工。鉄骨造地上32階地下3階建て、延床面積約11万8,420平方メートル。ZEB化に向けた改修の検討は20年度より開始。事務所として利用中の1フロアで、天井照明のLED化や人感センサーの設置、高効率空調設備への更新を実施。改修前後で電力使用量40%削減の省エネを達成した。その後、本社ビル全体でも同様の施策と、高度な換気設備を導入する等の改修を行ない、電力使用量20%削減を目指す改修仕様を決定。23年度中にビル全体の改修工事事業者を選定し、24年度以降順次工事を行なう計画を進めている。

 ZEB化に向けた改修により、年間CO2排出量は2,345t-CO2の削減となる予定。なお、10万平方メートルを超える既存複合用途ビルを改修し、ZEB化するのは国内初めての事例となる。


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