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渋谷に「Web3」テーマのスタートアップ向け施設

「Centrum」のイメージ

 サンフロンティア不動産(株)は、ブロックチェーン領域のマルチプロダクトカンパニーであるモノバンドル(株)と共同で、Web3特化型コワーキングスペース「Centrum(セントラム)」を、スタートアップ支援オフィス「A SHIBUYA(エー シブヤ)」(東京都渋谷区)に8月上旬オープンする。

 Web3とは、ブロックチェーン等の技術を用いて、インターネットがさらに分散化した姿。プラットフォーマーのサーバーを経由することなく、データ運用の仕組み自体が利用者側に分散されることで、新たなエコシステムの創出に期待が高まっている。両社は、2023年4月に業務提携。「不動産領域×Web3」をテーマに、不動産業界におけるNFT(非代替性トークン)とブロックチェーン技術の活用を促進してきた。セントラムが施策の初弾となる。

 席数は約50席で、イベント利用時は約100人まで収容できる。月額料金は1席当たり2万円。テナントは、Web3関連のスタートアップ(法人・個人)が対象。スタートアップと大手企業等のマッチングサポート、毎月1回程度開催予定のピッチイベントやインキュベーションプログラムへの優先参加権の付与、クリプトアセット(暗号資産)関連企業の国内出店サポート等のテナント向けサービスを提供する。

 最先端の情報が集まる仕組みを提供することで、日本語圏コミュニティの技術・研究水準を向上させるとともに、海外プロジェクトの国内のゲートウェイとしての役割とエコシステム創出への貢献を目指す。


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