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「ヒカリエ」直結の複合施設、24年度上期に開業

「渋谷アクシュ」完成予想図

 東急(株)は30日、同社が参加組合員として参画する「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」(東京都渋谷区)の施設名称を「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」とし、2024年度上期に開業すると発表した。

 「渋谷ヒカリエ」の隣接地(敷地面積約3,460平方メートル)に建設する、地上23階地下4階建て、延床面積約4万4,500平方メートルの複合施設。建設地は、宮益坂、明治通り、青山通りに囲まれ高低差もあるため、人が集える空間が不足していた。そこで、「渋谷」駅と直結する縦動線やデッキなどの歩行者ネットワークを整備。「渋谷ヒカリエ」から、同施設を通じて青山・表参道方面へ手軽にアクセスできるようにする。広場やアトリウムといったオープンスペースと商業店舗を歩行者動線上に沿って配置し、エリアのにぎわいを創出していく。

 1~4階は商業フロア、5~23階はオフィスフロア。3.4階は渋谷エリアに不足しているワーカーの心と健康を高められるサービスを提供する健康診断専門のテナントが入居する。

 オフィスはすでに9割のフロアのテナントが内定済み。商業床はほぼ満床となっている。また、ビル名称の決定と同時に、組合構成員である(株)NANZUKAが所属する(一社)日本現代美術商協会と連携。「渋谷アクシュ」をテーマとしたアート作品を制作。建設地仮囲いに掲出していく。

「渋谷ヒカリエ」の歩行者デッキからみた建設中の「渋谷アクシュ」。「ヒカリエ」とデッキで直結することで渋谷駅から青山・表参道方面の動線を整備する


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