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省エネを意識した家探しが増加傾向/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は5日、省エネ意識に関する調査の結果を発表した。6月5日の世界環境デーにちなんだ調査。2023年4月14~17日、21年4月以降に住宅を購入もしくは現在住宅購入を検討している20~59歳の男女にアンケートを実施した。サンプル数は400件。

 普段の生活の中で、「省エネ」を意識したことがあるという回答は全体の約9割に上った。さらに、何らかの省エネ行動に移したことがあるというのも約8割となった。

 省エネ住宅など、環境に配慮した住宅に興味があるどうかの問いに対して「そう思う」「ややそう思う」と回答したのは、住宅購入の経験者では75.0%、購入検討者は85.5%と高い数値を記録。さらに、「多少価格が高くてもカーボンニュートラルに貢献できるのであれば省エネ住宅など環境に配慮した住宅に住みたい」に対して「そう思う」「ややそう思う」と回答したのは経験者が55.0%、検討者が65.5%と過半が前向きに回答した。

 また、経験者のうち、省エネを意識して住まいを探した人は49.5%と約半数に上った。検討者のうち省エネを意識して住まいを探しているという人は70.0%と多くなり、「今後は省エネを意識した住まい探しが増えていくと考えられる」(同社)とした。

 省エネを意識して住まいを購入した人に、「良かったこと」を複数回答で聞いたところ、「月々の光熱費が安くなった」が43.4%で最も多く、「冷暖房効率が良いので快適に過ごせる」が42.4%、「社会や環境に貢献できていると感じる」が36.4%と続いた。


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