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首都圏の小規模戸建て価格、上昇幅は縮小

 (株)東京カンテイは8日、2023年5月の主要都市圏別・新築小規模木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内。木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は5,279万円(前月比0.4%上昇)と、2ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都が6,359万円(同3.2%下落)で反転下落。神奈川県は4,662万円(同1.1%下落)と、2ヵ月連続の下落となった。千葉県は4,526万円(同2.8%上昇)と2ヵ月連続の上昇、埼玉県は4,374万円(同5.5%上昇)と、4ヵ月連続下落から上昇に転じた。下落の続いていた埼玉県が反転上昇したものの、首都圏全体では上昇幅が縮小している。

 近畿圏の平均価格は3,873万円(同0.0)でほぼ横ばい。主要府県別では、大阪府が3,813万円(同1.7%上昇)と、2ヵ月連続で上昇した。兵庫県は4,143万円(同3.4%下落)と反転下落。京都府は3,858万円(同2.6%下落)と、2ヵ月連続の下落となった。4月、14年4月の集計開始以降で最高価格を記録した大阪府が、さらにその数字を更新した。

 中部圏は3,944万円(同1.4%上昇)。愛知県は3,976万円(同1.0%上昇)と、2ヵ月連続の下落から上昇に転じている。


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