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東京・勝どきの高層賃貸マンションで防災イベント

マンションの隔て板を蹴破る体験ブースの様子

 東京都中央区にある「プラザタワー勝どき」(総戸数512戸)で2日、防災イベントが開催された。物件を所有する乾汽船(株)が主催したもので、賃貸管理を受託する東急住宅リース(株)が全面的なサポートを行なった。

 入居者のみならず近隣居住者も対象としたイベントで、去年に引き続き、東京消防庁臨港消防署・警視庁月島警察署の協力を得ての開催した。

 訓練の冒頭では、非常放送後に全住戸の安否を確認・集計する訓練を実施。また建物内や敷地内にマンション隔て板の蹴破り、消火器の使い方を学ぶ消火器訓練、煙脱出訓練など多様な体験ができるブースが多数用意され、老若男女、幅広い年齢の人が来場した。
 同物件が地上43階建ての高層マンションということを鑑み、24kgの水を担いで屋上ヘリポートまで駆け上がるイベント「健脚さん」や、エレベーター閉じ込め体験等も行なわれた。
 さらに、警察署による護身術講座や講話、指紋採取体験など、安全性向上に関連するメニューも用意された。

 同イベントは2018年より行なわれておりて、東京消防庁による「第17回地域の防火防災功労賞」(20年)の選考で、最優秀賞(東京消防庁消防総監賞)を受賞している。

全住戸512世帯の安否確認を行なう訓練からスタート
高層マンションでエレベーターが停止した場合を想定。24kgの水を担ぎ43階まで804段を上がるイベントも開催


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