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サンケイビル(株)は22日、オフィスビル「KIGI AKIHABARA」(東京都千代田区)を開業した。
東京メトロ日比谷線「秋葉原」駅から徒歩6分、都営新宿線「岩本町」駅から徒歩6分、JR「秋葉原」駅から徒歩9分に立地。敷地面積は169.27平方メートル、地上9階建て、延べ面積は1,072.04平方メートル。既存の建物を取り壊し、木造と鉄骨造を組み合わせたハイブリッド構造のオフィスビルとした。
1階は外部の人も利用できるカフェ、2階は同ビルの就労者が利用できるラウンジ、3~9階がオフィスで、3・8・9階をセットアップとする予定。
建て替えに当たり、既存の杭を避けた位置に新築の杭を配置し、上部を鉄骨造に。柱は内側に入る形となるが、2階でその分を拡幅。南北に持ち出した部分に荷重の軽い木造を採用した。床梁には集成材を、床にはCLTを用いるなどし、すべて鉄骨造で建築した場合と比較して、112.3t(約19%)のCO2を削減している。また、鉄骨にもCO2排出量の少ない電炉材を一部使用し、トータルとして約380t(約44%)のCO2削減を実現している。
内装にも木材を多用。共用部や2階のラウンジも内装の木質化を進めるとともに木製家具を配置。館銘板にはナラの虫食い材を活用するなど、木材を感じられ、サステナブルにも配慮して空間づくりを進めた。
既存ビルの鉄骨約35tを再利用したほか、屋上南面の設備スペースフェンスにはAGC(株)の建材一体型太陽光発電ガラスを設置。さらに、西側にはペロブスカイト太陽電池も設置する計画。
開業後は、木や森、サステナビリティをテーマにしたワークショップの開催を計画。テナントの就労者のみならず、地域、来館者に向けて参加者を募集し、都市と森をつなぐことを進めていく計画。
サンケイビル常務取締役の朝日昭博氏は、「この開発では、木材利用、CO2削減、既存資源の活用など、これからの都市開発に求められる環境配慮を具体的に建物の形として実装させた。今日開業であるが、これから新たな活動が始まる場所でもある。今後どのような価値が育っていくか、期待していただきたい」と熱く語った。
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