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「福岡リート」が、6月21日に上場

 福岡県特化型の不動産投資信託(JREIT)、「福岡リート投資法人」が、6月21日に東京証券取引所と福岡証券取引所に投資証券を上場する。首都圏以外の地域に特化した、いわゆる“ご当地リート”の上場は初めてで、上場JREITとしては18銘柄目。

 上場時の運用資産は、福岡地所グループが所有・運営する大型複合商業施設「キャナルシティ博多」のオフィス棟と商業棟の一部、福岡市内のオフィスビル「呉服町ビジネスセンター」、商業・娯楽施設「パークプレイス大分」の計4物件の信託受益権で、取得時価格は、総額約750億円。オフィス、SC等が混在する複合型リート。

 福岡地所グループや福岡銀行、西日本シティ銀行、九電工など地元の財界トップ企業が出資する(株)福岡リアルティが資産運用を手がける。公募による新投資口発行7,000口と第三者割り当て2,000口の発行で、それぞれ59億1,000万円、16億8,800万円あまりを調達する予定。05年8月期(04年9月~05年8月)の営業収益は57億8,100万円、一口当たり分配金は1万8,116円を予想している。


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