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2010年度リフォーム・リニューアル下半期受注分は4兆1,782億円/国土交通省調べ

 国土交通省は、2010年度下半期受注分(10年10月1日~11年3月31日)の建築物リフォーム・リニューアル調査報告を公表した。建設業者に対し、元請としてのリフォーム・リニューアル工事の受注高と、各月の最初に受注した工事2件の個別工事内容を調査したもの。

 建築物リフォーム・リニューアル工事受注高4兆1,782億円で、前年同期比9.3%の大幅増となった。
 うち住宅に係る工事は1兆6,256億円(前年同期比7.2%増)、非住宅建築物に係る工事は2兆5,526億円(同10.6%増)。

 工事内容別受注高は、住宅では「一戸建住宅」が6,078億円(前年同期比26.5%)、「共同住宅」が9,254億円(同▲4.4%)に。
 非住宅建築物では「事務所」が4,199億円(同▲8.3%)、「医療施設」が4,169億円(同187.3%増)、「店舗」が3,981億円(同31.4%増)が上位を占めた。

 また用途変更については、生産施設を事務所に(344件、前年同期比212.3%増)、事務所を生産施設に(264件、前年同期比185.8%増)、住宅を店舗に(634件、前年同期比131.7%増)と増加率が高かった。

 リフォーム・リニューアルの目的については、前年同期同様、劣化や壊れた部位の更新・修繕、省エネルギー対策を目的とした工事の受注件数が圧倒的多数であった。

 平均工期については、受注額50万円未満の工事では7.0日、100万円未満の事務所では11.4日という結果となった。


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