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「第一種低層住居専用地域」では23区内最大のマンション発売/三菱地所レジデンス

「ザ・パークハウス上鷺宮」完成予想図。高さが10mに制限されるなど、開発規制の厳しい第一種低層住居専用地域としては、23区内最大規模のマンションとなる
7戸に設けられる「ハナレ」。専用テラスをはさみ、土間を持つサービスルームを設置。趣味等に使える空間としている

 三菱地所レジデンス(株)は5日、低層大規模マンション「ザ・パークハウス上鷺宮」(東京都中野区、総戸数261戸)の販売を開始する。

 同物件は、西武池袋線「富士見台」駅徒歩4分に立地する、地上3階地下1階建て・3棟構成のマンション。建設地は、元企業社宅跡地で、2013年6月入札で取得。広さは約1.8haで、第一種低層住居専用地域のマンションとしては、23区内最大となる。
 その広さを生かし、「レジデンス街」をテーマに、周囲のまち並みに溶け込むデザイン、2,400本の植栽・空地率55%、2つのガーデンなど緑豊かで開放感のあるランドプランとした。また、ライブラリー・ゲストルーム・パーティルーム・カーシェアリングなど、スケールメリットを生かし、共用設備も充実させた。

 住戸は、2LDK~4LDK、専有面積62~108平方メートル。約9割を南向きに配置。また、地下部分(1階)の住戸7つに「ハナレ」を用意。専用テラスを挟み、土間を持つサービスルームを設置。趣味等に使える空間としている。

 13年10月からプレセールスを開始。これまでに約3,000件の反響と700組の事前来場を集めている。販売予定価格は、専有面積70平方メートル台の3LDKで6,000万円台、坪単価約280万円。

 4日の記者説明会で挨拶した同社城西事業部長の吉田重郎氏は「第一種低層住居専用地域ならではの住環境、駅徒歩4分の利便性、大規模ならではの共用施設、ランドスケープが評価されている。ただのマンションとしてではなく、まちとして愛着を持っていただけるようなレジデンスを目指す」などと抱負を語った。


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