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首都圏の新築戸建て成約価格、3ヵ月連続プラス/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)の全国不動産情報ネットワークにおける2014年3月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格を発表した。対象は、登録物件が新築戸建て1万131件、中古マンション1,225件、成約物件は新築戸建て2,092件、中古マンション840件。

 新築戸建登録価格の平均登録価格は3,303万円(前年同月比3.6%上昇)で4ヵ月連続のプラス、前月比も1.6%上昇し再びプラスとなった。平均成約価格は3,261万円(前年同月比1.8%上昇)で3ヵ月連続のプラスに。特に東京23区では前月と一転、5,000万円以上の高価格帯の物件の成約が好調となり、成約価格は4,501万円(前年同月比4.2%上昇)で4ヵ月ぶりに4,500万円を超えた。そのほか、埼玉県は2,745万円(同1.0%上昇)、千葉県は2,459万円(同5.6%上昇)、東京都下は3,429万円(同2.3%上昇)、神奈川県は3,363万円(同0.3%下落)と、神奈川以外では上昇が続いている。

 中古マンションの平均登録価格は2,283万円(前年同月比6.3%上昇)し、3ヵ月連続のプラス、前月比は1.0%下落し3ヵ月ぶりにマイナスとなった。成約価格は2,186万円(前年同月比6.1%上昇)で、3ヵ月連続のプラスとなった。これは前月同様、成約が多く平均価格の高い東京23区で平均成約価格2,804万円(同8.9%の上昇)と、プラスになったことが要因。一方、23 区では投資向きの低額物件、他エリアでは実需としての低額物件の需要が高まり、中心価格帯の物件の割合が低下、成約は二極化の様相も呈しているとした。東京都下は2,067万円(同12.9%上昇)、神奈川県は1,978万円(同3.1%上昇)、埼玉県は1,474万円(同2.1%下落)、千葉県は1,436万円(同1.6%下落)となった。


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