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「不動産」の景気動向指数はわずかに上昇/TDB調査

 (株)帝国データバンク(TDB)は4日、2015年11月の「TDB景気動向調査(全国)」の結果を発表した。調査対象は2万3,051社、有効回答は1万620社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は44.8(前月比増減なし)と横ばい。燃料価格の低下で企業のコスト負担は和らいだが、中国景気の減速が製造業中心に表れた。企業業績は堅調なものの、先行きの不透明感が漂い、一進一退の推移が続くと予想する。

 企業規模別では、「大企業」48.4(同増減なし)「中小企業」43.7(同増減なし)、「小規模企業」43.1(同0.1ポイント減)。

 業界別では、「不動産」が48.9(同0.2ポイント増)とわずかに増加、「建設」が49.6(同0.1ポイント増)と5ヵ月連続で改善した。「不動産」の景況感の先行きでは、「内需が拡大しているわけではないので、長期的には好況になるか不況になるか、どちらともいえない」など不安の声も挙がった。


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