不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

商業用不動産価格指数は、13期連続のプラスに/国交省調査

 国土交通省は27日、2015年第4四半期(15年10~12月)分の「不動産価格指数(商業用不動産)」、17年1月分の「不動産取引件数・面積(商業用不動産)」を発表した。不動産価格指数は、10年の平均値を100として算出している。

 15年第4四半期の商業用不動産総合指数は111.2(前年同期比4.7%増)で、13期連続のプラスとなった。
 用途では、店舗が120.7(同5.7%上昇)、オフィスが118.5(同4.3%上昇)、倉庫が97.8(同3.5%下落)、工場が92.1(同0.4%上昇)、マンション・アパート(1棟)が125.0(同7.1%上昇)。建物付土地総合指数は118.0(同5.1%上昇)で、15期連続のプラスに。
 また、商業地は97.4(同6.3%上昇)、工業地は98.1(同5.1%上昇)となり、これらを総合した土地総合指数は97.7(同5.8%上昇)で、2期連続のプラスとなった。

 都市圏別の指数は、三大都市圏の店舗が122.1(7.5%上昇)、オフィスが121.8(同5.3%上昇)、倉庫が99.0(同4.6%下落)、工場が95.4(同4.1%上昇)、マンション・アパート(1棟)が123.3(同7.5%上昇)、商業地が101.8(同9.1%上昇)、工業地が100.7(同9.6%上昇)。三大都市圏以外の地域の店舗が117.7(同1.8%上昇)、オフィスが106.8(同3.9%上昇)、倉庫が94.7(同1.8%上昇)、工場が88.3(同4.0%下落)、マンション・アパート(1棟)が129.7(同5.6%上昇)、商業地が89.4(同1.0%上昇)、工業地が93.8(同2.0%下落)。南関東の店舗が125.8(同3.9%上昇)、オフィスが141.3(同3.2%上昇)、マンション・アパート(1棟)が123.9(同10.1%上昇)、商業地が107.4(同15.6%上昇)、工業地が107.9(同13.7%上昇)(倉庫、工場の数値はなし)。

 15年年計の東京都の商業用不動産総合指数は121.6(同6.8%上昇)。店舗が136.0(同8.4%上昇)、オフィスが130.7(同5.4%上昇)、倉庫が102.4(同8.6%下落)、工場が103.1(同4.3%下落)、マンション・アパート(1棟)が119.7(同11.1%上昇)、商業地が105.8(同4.0%上昇)、工業地が104.6(同5.0%上昇)。

 15年12月分の商業用不動産取引件数は、店舗468件(同6.4%下落)・取引面積25万5,029平方メートル、オフィス443件(同7.1%下落)・同43万5,567平方メートル、倉庫218件(同26.0%上昇)・同18万5,694平方メートル、工場146件・同26万3,634平方メートル、マンション・アパート(1棟)2,059件(同15.2%上昇)・同104万1,467平方メートル。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら