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不動産の景気動向指数、5ヵ月ぶりの改善/TDB調査

 (株)帝国データバンク(TDB)は5日、2016年11月の「TDB景気動向調査(全国)」の結果を発表した。調査対象は2万3,850社、有効回答は1万110社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は44.1(前月比0.8ポイント増)で、3ヵ月連続の改善。アメリカ大統領選ショックは短期間で反転し、円安株高が進行。住宅着工や自動車生産も好調に推移し、国内景気が地方と大都市双方で改善した。

 業界別では、「不動産」含め9業界が改善。「不動産」の景気DIは47.7(同1.5ポイント増)と5ヵ月ぶりに改善。回答企業からは、「賃貸物件の申込件数が繁忙期に入り好調」「建築用土地の動きが良い」などといった声が聞かれた。

 また「建設」のDIは49.2(同0.6ポイント増)。「東京オリンピック・パラリンピックや首都圏を中心とした再開発ラッシュにより好調」「年度末に入って発注が少し多くなっている」といったコメントが寄せられた。


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