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投資用不動産価格、全物件種別で下落/ファーストロジック調査

 (株)ファーストロジックは5日、2016年11月期の投資用不動産の市場動向を発表した。同社が運営する不動産投資サイト「楽待」に、11月1~30日の期間、新規掲載された物件と問い合わせのあった物件を調査したもの。

 投資用1棟アパートは、表面利回りが新規掲載物件は9.58%(前月比0.2ポイント上昇)、問い合わせ物件は11.13%(同0.07ポイント上昇)といずれも上昇。物件価格は、新規掲載価格が6,030万円(同761万円減)、問い合わせ物件が6,067万円(同18万円増)となった。

 投資用1棟マンションは、表面利回りが新規掲載物件は7.61%(同0.18ポイント上昇)、問い合わせ物件は9.3%(同0.03ポイント下落)。物件価格は、新規掲載物件が2億995万円(同2,872万円減)、問い合わせ物件が1億7,334万円(同742万円減)だった。

 投資用区分マンションは、表面利回りが新規掲載物件は8.03%(同0.36ポイント下落)、問い合わせ物件は10.15%(同0.27ポイント下落)といずれも下落。物件価格は、新規掲載物件が1,447万円(同25万円減)、問い合わせ物件が1,242万円(同137万円増)に。

 投資用不動産の全物件で価格が下落し、1棟アパート・マンション価格は前月比10%以上の下落となった。同社は、「投資用不動産価格の上昇トレンドはピークを過ぎ、下落トレンドに転じたことがうかがえる」としている。


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