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2回目の宅建試験、合格ラインは36問以上

 (一財)不動産適正取引推進機構は17日、12月27日に実施した2020年度「宅地建物取引士資格試験」の実施結果を発表した。今年度は新型コロナウイルス感染対策のために、試験実施を2回に分けており、1回目は10月18日に実施した。

 11都府県56会場で実施した同試験は、受験者数3万5,258人、受験率は64.0%だった。合格者は4,609人で、合格率は13.1%。合格者の男女内訳は男性2,880人、女性1,729人。合格者のうち登録講習修了者は68人で、合格率は10.7%。

 合格判定基準は50問中36問以上正解、登録講習修了者は31問以上正解となった。

 なお、2回の試験の合計は、受験者数20万4,247人(前年度:22万797人)、受験率は78.8%(同:80.0%)。合格者は3万4,337人(同3万7,481人)、合格率は16.8%(同17.0%)となった。合格者の内訳は男性2万2,050人、女性が1万2,287人。登録講習修了者は8,970人で、合格率は19.4%だった。合格者の平均年齢は34.7歳、職業別では不動産業が33.1%、金融関係11.4%、建設関係9.5%、このほか学生が13.6%、主婦が3.4%となった。


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