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売上高24%減も増益/平和不21年3月期

 平和不動産(株)は30日、2021年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~21年3月31日)は、売上高350億4,800万円(前期比24.9%減)、営業利益112億2,800万円(同3.0%増)、経常利益102億4,400万円(同2.4%増)、当期純利益71億1,800万円(同1.0%増)。

 主力のビルディング事業では、新型コロナウイルス感染症の拡大による賃貸収益の減少が響いた一方、前期から今期にかけて取得した4棟のオフィスビルが収益に貢献。賃貸資産売上高等を含めたセグメント売上高は217億1,300万円(同3.5%減)、営業利益85億7,300万円(同5.6%減)となった。期末の保有物件の空室率は1.96%。再開発のための貸し止めを除くと1.50%となる。

 アセットマネジメント事業では、マネジメントフィーが13億4,300万円(同12.3%増)と二ケタ増となったが、開発不動産売上高とたな卸資産売却の売上高前期から54.8%減と半減。セグメント売上高は119億6,900万円(同45.9%減)、たな卸資産の売却益は増加したことから、営業利益は39億3,700万円(同25.9%増)となった。

 次期(22年3月期)は、売上高568億円、営業利益115億円、経常利益103億円、当期純利益73億円を見込む。


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