不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

リアル・メタバース、両世界で“おもちゃ”体験

「18日にオープンするNEW POINT × THE-ST」

 三井不動産(株)と(株)NTTドコモ(以下、ドコモ)は、18日よりららぽーとTOKYO-BAY(千葉県船橋市)にオープンするスマートトイのポップアップストア「NEW POINT × THE-ST」をマスコミに公開した。

 小売り向けの新たなサービス提供方法である「RaaS」(Retail as a Service)として両社が協業。ドコモが開発したRaaSソリューションである「THE-ST(ザスト)」と、三井不動産が手掛けるD2Cブランドのデジタル・リアルの両面の取り組みをサポートする「NEW POINT」を活用した実証実験として行なう。

 店舗に7種類の知育玩具を用意。消費者は、NEW POINTのホームページに設けられた専用サイトで商品を検索し、店舗での体験を希望する場合は予約をして来店する。店内で商品を体験すると共に、店内に設置された端末でメタバース空間に入り自由に動き回りながら商品情報を視聴することも可能。体験品を気に入ればD2Cサイトなどで購入することができる。

 店舗内には多数のカメラを設置し、来店客の入店中のすべての行動を録画。属性情報と合せて情報を出展企業に提供し、商品開発などに生かしてもらう。担当者は、「これまでは、例えば『〇分間遊んでいた』という文字情報しか提供できなかった。しかしそれだと遊んでいた時間としてその時間は長いのか短いのか、満足してくれていたのかそうではないのかなどを正確にお知らせすることは難しかった。今回は店内での一連の行動を動画も含めてデータで提供できるので、より正確な情報を提供することができる」と述べた。

 開設期間は4月5日まで。

来場した消費者は、知育玩具を実際に体験できる。天井のほか、デスクにもカメラを設置
メタバース空間に同店舗を用意。ゲームのように空間を移動しながら、知育玩具のPR動画をみることができる


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら