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貸しホール跡地に無人ワークスペース/西日本鉄道

 西日本鉄道(株)は24日、3月に営業を終了する同社運営の施設「西新パレス」(福岡市早良区)の貸しホール跡地を活用し、無人セルフワークスペース「TiNK Desk(ティンク デスク)西新パレス」をオープンすると発表した。

 運営期間は、2022年4月4日~23年3月31日の1年間。施設運営に当たっては、ソフトウェア開発等を展開する(株)tsumug(福岡市中央区、代表取締役:牧田恵里氏)のシステムを活用。同社は福岡や関東で事業を展開するスタートアップ企業で、空室物件等の遊休空間を活用した空間サービスの無人運営や公共施設のデジタル化をサポートしており、今回導入するワークスペースでは、予約から入退室管理・決済までをLINEで完結することができるようにした。

 席数は、「シェアデスク」60席~(料金:99円/15分)、衝立で仕切った「ワークデスク」10席(同165円/15分)、Web会議等ができる「ミーティングルーム」4席(同330円/15分)。なお、「ワークデスク」については、5月下旬より営業を開始する。

 同社は今後も、スタートアップとの連携により新たな知見を蓄積・習得し、無人運営という同社初の運営スキームを試行することで、今後の事業展開に生かしていく考え。

「ワークデスク」のイメージ


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