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リバブル他、クラックのAI診断システムを外販へ

 東急リバブル(株)は9日、同社とジャパンホームシールド(株)(JHS)、(株)Ristが共同開発した既存住宅の外壁クラック診断システムが特許を取得したと発表した。

 同システムは、既存住宅の外壁クラックを一定の距離からアプリケーションを搭載したスマートフォンで撮影すると、ディープラーニング技術を実装したAIアプリが画像を解析し、クラックの最大幅を特定できる。従来はクラックに専用定規を当て、目視検査することが一般的だったが、同システムを使用すれば、検査員の負担を軽減しながら、より短時間で目視・手作業に比べて精緻な検査結果を顧客に提供できる。

 JHSの建物検査で試験導入した結果、問題なく使用できる測定精度であることを確認済み。有識者や試験ユーザーの要望を吸収しながら、機能向上を図り、同社やJHSが実施する建物検査に活用していく。

 来春には、建物検査会社や住宅メーカー、リフォーム会社などを対象としてアプリケーションを外販する計画。精緻かつ平準化した外壁診断技術として利用拡大を図っていく。


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