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住宅Cは過去最高売上高/積水化学23年3月期

 積水化学工業(株)は4月28日、2022年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(22年4月1日~23年3月31日)は、売上高1兆2,425億2,100万円(前期比7.3%増)、営業利益916億6,600万円(同3.1%増)、経常利益1,042億4,100万円(同7.5%増)、当期純利益692億6,300万円(同86.9%増)。

 住宅カンパニーでは、自然災害の深刻化などを背景にエネルギー不安が高まる中、新築住宅、リフォーム、まちづくりの各事業でスマート&レジリエンスを訴求。新築住宅事業では新分譲地ブランド「ユナイテッドハイムパーク」を10月に立ち上げた。また、自社サイトを活用したウェブマーケティングの強化に加え、分譲・建売住宅の拡販に注力。リフォーム事業では、定期診断の拡充や提案力強化に努めた。
 その結果、同カンパニー全体の売上高は5,373億円(同4.3%増)、営業利益は328億円(同7.0%減)を計上。新築住宅、リフォーム、不動産、まちづくりの各事業が増収となり、過去最高売上高となったものの、新築住宅事業を中心に部材価格高騰の影響を受け、減益となった。
 受注状況は、新築住宅事業で、コロナ禍や物価上昇による購買意欲減退の影響などにより、棟数が前期を下回った。リフォーム事業では、蓄電池などの拡販により金額が前期を上回った。

 次期は、売上高1兆3,120億円、営業利益1,000億円、経常利益1,030億円、当期純利益700億円を見込む。


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