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国交省、第2回「不動産業アワード」表彰式を開催

「第2回 地域価値を共創する不動産業アワード」の受賞者らと塩見氏(前列中央)、中城氏(同左から2番目)

 国土交通省は12日、東京都千代田区の同省で「第2回 地域価値を共創する不動産業アワード」の表彰式を行なった。

 不動産事業者らが地方公共団体や住民、他業種の関係者などと共に地域づくりやコミュニティーづくりに取り組み、新たな地域価値を生み出す活動の発展と発信を目的に、昨年度に創設されたもの。今回は全国から36件の応募があった。

 選定委員会(委員長:中城康彦明海大学不動産学部教授)が「アワード大賞」(NPO法人福岡ビルストック研究会)のほか、「一般部門」「サブリース部門」「空き家部門」のそれぞれで優秀賞を選定。3件の「特別賞」を加え、計9件の受賞を決定した。各受賞内容は3月7日付のニュースを参照。

 表彰式では、大賞と優秀賞には同省不動産・建設経済局長の塩見英之氏から、特別賞には中城氏から表彰状とトロフィーが贈られた。塩見氏は「皆さまの活動は広く社会に知ってもらうべきもの。国土交通省としては、皆さまの活動内容を広く発信し、地域における価値創造の輪を全国に広げていきたい。それぞれの活動内容にさらに磨きをかけ、あるいは新しい活動にチャレンジすることで、より素晴らしい不動産の価値の創造が実現していくことを期待している」と述べた。

 中城氏は「(国交省が策定した)『不動産業ビジョン2030』は、地域のニーズを掘り起こして不動産の最適活用と結び付けることを通じて、エリアの価値と不動産価値の向上を相乗化させること、新たな需要の創造、全ての人が安心して暮らせる住まいづくりを示したもの。受賞した皆さんは、こういった新しい取り組みを先駆的に行なってきた。フォロワーの人たちに皆さんの知見を共有してもらい、活動の輪を大きくしてほしい」と総括した。

アワード大賞を受賞したNPO法人福岡ビルストック研究会理事長の吉原勝己氏(写真中央)ら


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