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大東建託、兵庫でバイオマス発電事業に参入

朝来バイオマス発電所・be材供給センター

 大東建託(株)は6日、朝来バイオマス発電所・be材供給センター(兵庫県朝来市)の事業譲渡契約を締結した。

 同発電所は、2016年12月に運転を開始。発電所を関西電力グループが、燃料供給センターを兵庫県森林組合連合会が運営していたが、ウッドショックの影響で燃料となる木材チップの確保が困難となり、同連合会が事業から撤退。22年12月に発電停止となり、事業譲渡に向けた検討が行なわれていた。

 事業を引き継ぐ大東建託は、24年度中の再稼働を目指し、具体的な調整を進めていく。再稼働後は、発電電力を西日本エリアの大東建託グループ事業所に供給する予定。同発電所で発電した再生可能エネルギーを利用することで、同社グループにおける再生可能エネルギーの国内導入率は50%に達する見込み。

 同発電所の敷地面積は約3.5ha。発電電力量は約4,000万kWhで、一般家庭約9,400世帯の年間電気使用量に相当する。CO2排出削減量は約1万8,000t。


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