不動産ニュース / ハウジング

2001/4/26

トステム、バルコニーに関するアンケート調査結果発表

バルコニーに対する夢
バルコニーに対する夢

 トステム(株)は、消費者713名を対象に「バルコニーに関するアンケート調査」を実施(※)し、その調査結果をまとめた。

 バルコニーの使い方に関し、「具体的にどんな使い方をしたいか?」と聞いたところ、「ガーデニングを楽しみたい」「バーベキューなどちょっとしたアウトドア気分を」など夢を抱いている人が多数見られた。
 しかし実際の使われ方はというと、「布団干し」「洗濯干し」「エアコンの室外機置き場」など夢とは程遠いのが実情のようだ。

 実際に夢をかなえアウトドア体験などを試みた人の中には、「屋根がないので、夏は暑すぎ、冬は寒すぎ」「バーベキューをしてみたが電気の配線がないため、暗くて困った」など失敗談も寄せられた。

 では、バルコニーに対する不満はといえば、「目隠しが欲しい」というのが29%、「汚れやすい」15%、「通風性がよくない」13%など。また床材に対する不満は、「汚れやすい」がトップで23%、「冷たい」16%、「掃除がしにくい」14%など続いた。

 多くの家庭でのバルコニーの使われ方は、「物干し用」というのが一般的な様子。そこで、物干し用の竿掛けに対する不満はとの質問をしたところ、「低すぎる」16%、「高すぎる」15%、「竿掛けの本数」12%、「竿掛けがない」8%と、竿掛け自体が設置されていなかったり、設置されていても本数が足りなかったり、固定式のため使いづらいなどが現状のようだ。

 最後に、少しでもバルコニーを快適に使うための工夫についての質問を設けたところ、「床に敷物を敷く」34%、「目隠しをする」18%、「収納ボックスを置く」7%などの回答があがった。これにより、消費者は不満な部分を解消するため、後から何らかの部材や家庭用品を補って使っていることがわかった。

 なお同社では、このアンケート結果をふまえ、昨年10月に、排水システムに工夫を加え、床面の掃除を楽にする設計の「ブロードステージ」シリーズと、開閉可能で防水加工してあるキャンバス地のルーフスクリーン「気象鳥」を発売した。


※同調査は1999年に実施されたもので、回答者の居住地域構成は関東70%、中部6%、北海道5%、その他10%。住戸種別構成は戸建て70%、マンション13%、アパート1.7%。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年11月号
 “令和的”不動産店舗って?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/10/5

「月刊不動産流通2024年11月号」発売中!

「月刊不動産流通2024年11月号」好評発売中です。

特集は、「働く、集う、楽しむ。“令和的”不動産店舗 」。コロナ禍やDXの推進等も契機となり、私達の働き方は大きく変わりました。そうした中、これまで以上に集まりたいと感じるオフィス・店舗の整備に注力する企業も見られます。今回は、外観や内装のデザインなど趣向を凝らし、ユーザーやスタッフが集いたくなる店舗運営に取り組む不動産会社を取材しました。

実務に役立つ連載コーナーも豊富に掲載しています。noteでの試し読みも♪