不動産ニュース / 調査・統計データ

2001/5/29

東京ビルヂング協会、ビル経営動向調査結果(平成13年4月)発表

(社)東京ビルヂング協会は、2001年4月に397社を対象(有効回答調査票数196件)としたビル経営動向に関する調査を実施、結果を発表した。

 これによると、23区の賃料水準は坪単価16,495円~28,376円(前回調査時17,476円~28,543円)で、上限・下限とも下落し、空室率は4.5%(前回4.4%)と若干の減少傾向が見られた。
 区別で見ると、千代田区では上限・下限ともに上昇、中央区、港区ではいずれも下落、新宿区は上限が上昇、下限が下落、渋谷区では上限が下落、下限が上昇となった。
 23区の過去3ヵ月間の賃料水準景況感指数は1.5、3ヵ月後の指数は3.1となっており、今後の賃料はほぼ横ばいと思われる。ただし、新宿区、渋谷区の3ヵ月後指数は高い価を示しており、これらの区では賃料の上昇が予想される。

 また23区の空室率は前回調査の4.5%から0.1%下がり4.4%となった。空室率が改善されたのは、千代田区、港区、新宿区、渋谷区であり、中央区では上昇した。23区の過去3ヵ月の空室率景況感指数は13.7、3ヵ月後の指数は9.3で、今後の空室率もほぼ横ばいと予想されるが、新宿区、渋谷区では高い値を示しており、空室率改善が予想される。

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