三井不動産(株)は1日、今年7月に竣工した超高層マンション「ザ・パークタワー東京サウス」(東京都品川区、総戸数239戸)が、2001年度のグッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)<建築・環境デザイン部門>を受賞したと発表した。
同マンションは、東五反田二丁目第1地区市街地再開発組合(大谷茂久理事長)が東京都品川区東五反田地区において行なった再開発事業「オーバルコート大崎」内に位置し、同社は同事業の総合企画を担当するとともに、組合員としても再開発事業に参画し、マンションの大部分を取得、一般分譲を行なった。
「オーバルコート大崎」は、建物と街並みの調和や街路空間とのつながりに重点をおいてデザインされ、建物中高層部(事業地域)の無電柱・無電線化により開放感と広い歩行者空間を実現し、ヨーロッパ的沿道空間を創出している。
「ザ・パークタワー東京サウス」は外壁タイルに大胆ながらもリズムと深みのあるカラーリングを施し、街全体との調和を図る外観デザインに仕上げている。
また、各住戸には日本で初めて光ファイバーによる高速インターネット環境を整備、『他の集合住宅とは異なるあたらしい付加価値を持ち、今後変化していく大崎地域の新しい街づくりを見据えた集合住宅の創出』について評価を受け、今回の受賞となった。
なお、『デザインの総合的な完成度』については特に高い評価を受けたとして、同社では「今後も総合的な質の高い商品供給をめざす」としている。