(株)エヌ・シー・エヌ(東京都港区、杉山恒夫社長)は、住宅コストの削減を目的に開発した梁幅105ミリメートルの新部材「120Sシリーズ」を、11月1日より供給開始する。
同社独自の「SE構法」は、耐久性を売りに3階建て住宅で積極的に採用されているものの、2階建てについては価格が割高になるなどの理由から、その普及はまだ僅かなものとなっており、構造材のコストダウンが必須とされていた。
そこで今回、従来採用してきた130ミリメートルおよび120ミリメートルの梁幅に加え、105ミリメートルの同部材を荷重の少ない母屋などに採用する。これにより、集成材、SE金物などの仕入れ値削減とあわせ、部材原価を10%程度削減させることに成功した。