東京都住宅局は、平成13年10月期の「新設住宅着工統計」を発表した。
それによると、10月の東京都内における新設住宅の着工戸数は対前年同月比▲9.8%の13,279戸となり、2ヵ月連続の減少となった。
利用関係別では、「持ち家」は1,923戸(対前年同月比▲6.7%)で9ヵ月連続の減少。このうち公的資金分は185戸で同▲54.8%と大幅な減少となったが、民間資金分では、2ヵ月連続増の1,646戸(同5.4%増)となった。
また、「貸家」は4,305戸(同▲5.8%)となり、2ヵ月連続の減少。このうち公的資金分は409戸、▲51.5%と大幅な増加をみせ、民間資金分においてもは3,762戸(同▲10.4%)と6ヵ月ぶりに減少に転じた。
「分譲住宅」は6,995戸(同▲11.9%)。このうち公的資金分は1,043戸(同▲12.1%)と2ヵ月連続の減少で、民間資金分も5,936戸(同▲11.4%)とともに減少となった。また、このうち「マンション」が5,169戸(同▲0.2%)、「戸建て住宅」も1,723戸(同▲0.02%)と多少の減少をみせた。
なお、地域別でみると、都心3区(中央区・千代田区・港区)において824戸(同▲43.3%)と大幅に減少、区部においても9,536戸(同▲8.7%)と5ヵ月ぶりの減少をみせ、同じく市部でも3,710戸(同▲12.5%)と減少という結果となった。