東京都港区白金地区の地域住民などで構成する、港区白金一丁目東地区市街地再開発組合(理事長:間明田勝彦氏)は18日、同組合が進める再開発事業計画において、全体計画の施工会社を鹿島建設(株)・(株)長谷工コーポレーション・新日本製鐵(株)の3社JVに決定したと発表した。
同再開発事業は1988年に地域住民らによって着手し、その後も住民が主体となり事業が進められてきた。
事業対象となるのは、営団地下鉄三田線と南北線が乗り入れる「白金高輪駅」に隣接する約2.5ヘクタール。同地は麻布・高輪・広尾・六本木に囲まれた文化高感度地域でありながら、住宅と町工場が混在する地区でもあるため、都市基盤整備に対する住民ニーズが高い。
施工会社選出にあたっては5企業体により入札を実施、落札金額は約270億円で、超高層を中心とした住宅棟2棟、オフィスビル1棟、集合住宅1棟、地権者の工場棟6棟が建設される予定。
なお、建設工事の着工予定は2002年春で、完成は2005年末の予定。