日本ビルファンド投資法人(以後、NBF)は5日、2月13日に予定していたサンマリオン大阪ビルの不動産管理処分信託受益権の取得を、3月末日に延期すると発表した。
延期の理由としてNBFでは、取得先のイチダ大阪ビル(株)の親会社である市田(株)において、債権者会議の続行が決まったためとしている。市田(株)は、2001年10月30日付けで経営再建計画を発表しており、現在、債務免除等の要請を取引金融機関に対し行なうなど、私的整理を進めている。イチダ大阪ビルでは、市田の経営再建計画に沿って同ビルの譲渡を行なう予定としており、NBFでは3月末日を期日として取得することを決定した。