(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は7日、首都圏における2002年1月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は1,907件(前年同月比▲3.5%)と、2ヵ月連続で前年同月を下回った。また、新規登録物件数は6,808件(同▲4.4%)で5ヵ月連続で前年同月を下回った。なお、成約物件平均価格は1,925万円(同▲3.1%)で、前月比は▲3.0%と再び下落に転じたほか、成約物件1平方メートル当たりの単価が29.95万円(同▲4.5%)となり、同機構設立の90年5月以来、初めて30万円台を切る結果となった。
戸建住宅の成約件数は832件(同5.2%増)で、3ヵ月連続で前年同月を上回った。新規登録物件数は5,466件(同14.2%増)で、19ヵ月連続で前年同月を上回っている。また、成約物件平均価格は3,514万円(同▲5.5%)と3ヵ月ぶりに3,500万円台となった。新規登録物件の平均価格は4,282万円(同▲4.2%)。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は、12ヵ月連続で前年同月を下回る240件(同▲4.0%)。成約物件の平均価格は3,178万円(同▲1.4%)。また、新規登録件数は2,098件(同10.1%増)と、増加率は2000年3月以来23ヵ月連続で前年同月を上回ったが、成約物件平均価格は3,294万円(同▲5.8%)となり過去最低を記録した。なお、1平方メートル当たり単価は23.64万円(同▲3.7%)。