ユニットハウスの製造・販売を行なう(株)アラヰ(静岡県御殿場市、新井成泰社長)は、建設現場等に設置される移動可能仮設住宅のユニットハウスを一般住戸向けに改良し、「モデリングハウス」として用途別のユニットハウス各種を2月下旬より販売開始する。
ユニットハウスとは、鉄骨ラーメン構造のボックス型のプレハブハウスのことで、工場生産を基本とし、基礎なしで置くだけで利用できる。また、建築確認が不要なため、従来は建設工事現場やイベント用仮設事務所として使用されることが多かったが、同社では「基礎なしで置くだけ」という製品のメリットを最大限に生かし、一般住宅向けの各種ユニットを開発・販売している。
また、「モデリングハウス」とは、顧客の用途に応じて5種類の標準ユニットを組み合せ、注文住宅感覚で製品の提案・販売を行なう同社製品の総称。現在販売中の一般住宅向け規格商品は、子供部屋などに最適な「ロフト付多目的ハウス」や居住用の「二階建てハウス(※)」「二階建てアパート(※)」など多数で、いずれも工場で生産した製品を設置場所にて組み立てる。
今回新たに販売するのは、ログハウス調の「ロフト付きハウス」、コンテナを改造し防音効果の高い「ホームシアターユニット」、完全バリアフリー仕様の「在宅介護用ユニット」などいずれも建築確認不要のユニット計4種類だが、これまで顧客から要望の多かった「茶室ユニット」「囲炉裏ハウス」「掘り炬燵ハウス」等を3月中に販売開始する予定。
価格は標準ユニットで1.8坪で384,000円(運搬・設置費込み)からだが、24坪800万円の「二階建て住宅(※)」や、6畳98万円の「ウッドボーイ」など規格商品多数。必要日数は最低1週間より。
※要建築確認