三井不動産(株)は22日、オフィスビルから発生する使用済みタイルカーペットのリサイクルシステムを開発、「環境対応型オリジナルタイルカーペット」として製品化したと発表した。
東リ(株)と共同で開発した同リサイクルシステムでは、オフィスビルから排出されたタイルカーペットを、リサイクルプラントに運び、粉砕処理後、再度新しいカーペットの部材として利用する。従来オフィスのタイルカーペットは、産業廃棄物として処分されていたことから、同システムは環境負荷の軽減に大きく寄与することになる。なお、同社の2000年タイルカーペットの廃棄量は367トン。これに基づくCO2削減効果は約149トンに相当する。
これにより製品化となった「環境対応型オリジナルタイルカーペット」は、カラーバリエーションを6色用意。同社では、すでに首都圏既存ビルの一部に同製品を採用しており、今後テナント専用部に順次導入していく方針。