ミサワホーム(株)は20日、「MISAWA CITY」(東京都中央区勝ちどき6丁目開発事業)において、街づくりのアイディアを募集した国際アイディアコンペティション「MISAWA LIFE DESIGN AWARD 2001」を昨年10月から12月末まで実施した結果、国内外から1,525件のエントリーを受けた。
「MISAWA CITY」は、計画敷地面積約30,000平方メートルの敷地に、延べ床面積約44万平方メートル、地上60階地下3階、住居戸数約2,800戸のツインタワーを計画。高層住宅と合わせて中層部にはホテル・高齢者施設・病院などを、低層部には商業施設・業務施設・公益施設などを配置し、周辺住民も利用できる地域の文化交流の空間形成をめざして開発を進めていく。
今回の同コンペティションは1,525件という数多くの応募の中、「ライフスタイル部門」、「インテリア部門」、「ランドスケープ部門」の3部門から、最優秀賞グランプリ1作品と入選40作品が決定した。グランプリには「インテリア部門」の盛武義和氏の『a revolving wall』が選ばれ、同氏は「あらゆる可能性が見いだせるシンプルさをコンセプトに、銀座に近い立地を考えたグレード感のある空間をイメージした」と授賞の言葉を述べた。
応募作品は、コミュニティー、五感、自然をコンセプトにした提案が多く、同社は物質重視の住環境から、人の暮らしを大切にした街づくりへの転換を意識し、都市再生の新しい手法に取り組んでいく方針としている。