三井不動産(株)は22日、オフィスビルにおける使用済みタイルカーペットについてのリサイクルシステムを開発、スタートさせたと発表した。
同システムは、東リ(株)の協力により行なわれているもの。従来産業廃棄物として処分されていた使用済みタイルカーペットを、同社工場のリサイクルプラントに運び、粉砕処理後に新しいカーペットの部材として再利用することで、環境負荷の軽減に寄与することとなる。
「環境対応型オリジナルカーペット」の製品化については、入居テナント側が選べる6色のカラーバリエーションをもたせており、現在は首都圏既存ビルの一部からの採用が開始されている。同社では、「ワーカーズファースト」をキーワードに「働く人に一番の場所を提供すること」をめざしてオフィスビル事業を進めており、今後は同商品をテナント専用部において順次、拡大を図っていく方針。