三井不動産販売(株)100%出資の子会社(株)リスペクト建物調査は15日、同社が行なっている不動産インスペクション(建物調査)事業「リスペクト」の普及・拡大を目的に、安信住宅販売(株)、中央三井住宅販売(株)ら不動産流通事業者参加のもと、会員組織「リスペクト建物安心メンバーズ」を18日に発足する。
「リスペクト」は、2000年1月にサービスを開始。これまで三井のリハウス利用者を中心に750件を超える建物調査を受託している。今回の「リスペクト建物安心メンバーズ」発足は、同事業のさらなる普及・拡大をめざすためには、不動産流通事業者を介して取引当事者にアプローチすることがより効果的と判断したため。
会員資格は、宅建業法に基づく免許を受けた不動産流通業を営む法人で、入会金・会費等は無料。会員になると、会員会社が取り扱う住宅取引のユーザーは、「ホーム&インスペクション」の利用料金が30%割引になるほか、調査レポートへの写真添付オプション料金無料、実施済物件の広告に建物調査済マークの表示可能といった特典を受けられる。また、インスペクターによる建物関連の無料電話相談、社内研修への講師派遣などの会員会社の社員向けサービスも行なう。
なお、同社では、同事業において2004年度で2,000件の調査受託件数をめざすとしている。