東京急行電鉄(株)は6日、入居者のニーズに合わせた提案型賃貸住宅を「TOP-PRIDE(トッププライド)」というブランドで新規に展開すると発表した。
「TOP-PRIDE」は、「住」に対してこだわりを持つ賃貸住宅入居者のニーズにマッチした賃貸住宅を供給すべく、専用ホームページで登録した会員から賃貸住宅ニーズを吸い上げるとともに、それにあった賃貸住宅(コンセプトマンション)を企画・商品化するというもの。会員は優先的に入居することが可能で、これにより空室リスクを抑えることも可能としている。
第1号物件として、建築家の鈴木孝紀氏の設計による住空間にこだわった賃貸住宅「a・cube(エー・キューブ)」(横浜市青葉区、総戸数23戸)が7月に竣工、入居者募集を開始する。東急田園都市線「青葉台」駅徒歩2分に立地する同物件のターゲットは単身者やDINKSで、間取りは1Rから2LDK(メゾネット)、月額賃料は9万円台~19万円台。
また、9月には第2号物件「(仮称)plathomes fujigaoka(プラットホームズ藤が丘)」(横浜市青葉区、総戸数25戸)が、2003年3月には第3号物件「(仮称)Rete tamaplaza(レーテ・たまプラーザ)」がそれぞれ竣工する予定で、2002年度中に東急田園都市線沿線の同社所有地において合計3物件を建設する計画。同社ではその後、東急線沿線を中心に、個人および法人に対して「TOP-PRIDE」による不動産コンサルティング活用を行なっていくとしている。