不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が27日に発表した、首都圏における5月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。
物件登録数は、中古マンションが1,672件で、前年同月比▲18.8%と18ヵ月連続のマイナスとなった。新築戸建ては4,604件、同▲15.7%と再びマイナスに転じた。また、中古戸建ては1,681件、同▲18.4%で11ヵ月連続のマイナス、土地は3,350件、同▲11.7%で22ヵ月ぶりのマイナスを示した。
首都圏平均の中古マンション登録価格は、1平方メートルあたり33.57万円となり、同▲2.4%と62ヵ月連続のマイナス。1戸あたりの首都圏平均価格は2,043万円で、同▲3.3%となり再びマイナスに転じた。
居住用土地登録価格の首都圏平均は1平方メートルあたり19.55万円で、同▲7.5%の下落となった。
戸建て住宅の登録価格数の首都圏平均は、新築で1戸あたり3,910万円で同▲8.2%下落し、過去最低を記録。中古は3,413万円で同▲3.9%となった。
中古マンションの物件成約数は767件、同1.6%増と2ヵ月連続のプラスとなった。価格帯別にみると、1,000万円未満の物件が同▲0.7%と4ヵ月ぶりに前年比減少をみせたものの、成約全体に占める割合は20.5%と4ヵ月連続で2割を超えている。
新築戸建ての成約数は1,454件で、同16.7%増と22ヵ月連続のプラス。一方、中古は583件となり、同▲12.2%と再びマイナスとなった。
また首都圏平均の物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり30.34万円で、同0.7%増と26ヵ月ぶりに上昇を示した。1戸あたりについても1,790万円、同5.0%増と16ヵ月ぶりに上昇した。中でも、東京23区内では、同9.1%増と大幅な上昇をみせた。
戸建て住宅の1戸あたりの首都圏平均物件成約価格は、新築で3,858万円、同▲7.6%と17ヵ月連続のマイナスとなり、中古についても2,667万円、同▲4.9%と8ヵ月連続のマイナスとなった。