不動産ニュース / 開発・分譲

2002/6/27

森トラストグループ、「2002年3月期決算」を発表

 森トラスト(株)、森観光トラスト(株)など12社で形成する森トラストグループは26日、「2002年3月期決算(連結)」を発表した。

 それによると当期連結(対象9社、持分法適用関連企業3社)の売上高は1,060億4,100万円(前年比28.1%増)、営業利益は300億5,700万円(同3.2%増)、経常利益は264億7,300万円(同16.6%増)、当期純利益は104億2,400万円(同235.2%増)となった。
 売上高を事業別にみると、賃貸関係収益が575億8,100万円(同2.5%増)、ホテル関係収益が196億2,800万円(同▲1.9%)、その他(室内内装工事、分譲等)収益が288億3,200万円(同339.3%増)となった。
 グループ全体での売上高は、初めて1,000億円を突破、過去最高を記録した。また経常利益についても、 1994年度以降8期連続の増益となり、今期は過去最高となった。その要因として同社では、賃貸関係については、世界経済の還俗の影響を受けオフィス市況が厳しい中、2001年11月竣工の「城山MTビル」の稼働や、「京橋MTビル」の通期稼働等が大きく寄与したものとしている。また、大幅な増収をみせたその他収益については、当期よりエクステリア製品の販売および製造を行なう(株)コグレが連結対象に加わったこと、また森インベストメント・トラストが保有していた建て替え予定のオフィスビルや再開発用地等の棚卸資産を売却したことなどを挙げている。当期純利益の大幅な増益については、前年度までに未稼働資産の減損評価を終えていることなどが起因したとしている。
 次期の見通しについては、賃貸関係収益は引き続き厳しい状況が見込まれるものの、上場を控えた日本総合トラスト投資法人に対し「日産自動車本社ビル新館」の売却が予定されていることや、商業施設の新規稼働、プロパティマネジメント業務専門会社として4月に分社した「MTファシリティサービス」による、グループ外からの業務受託が見込まれることから、売上高は2.9%減少するものの1,030億円と引き続き1,000億台を見込んでいる。営業利益、経常利益については、ともに微増益を見込んでおり、それぞれ310億円(3.1%増)、275億円(3.9%増)を予定している。

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