インターネット上で建設プロジェクトの受発注を行なうオープンマーケット、および建設ポータルサイトを運営するシーエムネット(株)は3日、これまでの入札支援システムを中心とした電子入札サービスに加え、新たなサービスとして日本アリバ(株)(東京都港区、代表:宮下繚氏)が提供するリバースオークション(逆オークション)機能を利用した「シーエムネット ダイナミック ソーシング」サービスを開始したと発表した。
リバースオークションは、特定の資材・建材の仕入れを検討しているバイヤーに対し、複数のサプライヤー(売り手)が製品スペックや価格を連続的に掲示、時間とともに価格を変動させていく一方、バイヤーは通常のオークションのように、その変動する価格を認定し、自社の購入ニーズに最も即した条件のサプライヤーを選択し、購入することができる売買手法。同サービスではこのリバースオークションを利用し、時期・地域・顧客に対応した適正な市場価格の決定、価格交渉のプロセスの効率化、入札プロセスの透明化などを実現させる。
同社では、ディベロッパー・ハウスメーカーなどに向けて、同システムを積極的に展開していくとし、初年度の取り扱いとして100億円を目標としている。