森ビル(株)は30日、現在進めている市街地再開発事業「六本木ヒルズ」(東京都港区)内にオープンするシネマコンプレックスの運営者にヴァージンシネマズジャパン(株)を選定、「ヴァージンシネマズ 六本木ヒルズ」を2003年春にオープンすると発表した。
六本木ヒルズは、「文化都心」をキーワードに、職・住・遊・文化といった機能が高度に複合した再開発プロジェクトで、ランドマークとなる中央54階建ての事務所棟Aを囲み、当該シネマコンプレックスやグランドハイアット東京、テレビ朝日などが並び、文化性豊かな都市活動ステージとなる予定。
同社では、シネマコンプレックスの運営について、エンターテイメント色を強く打ち出し、街に絶えず賑わいを提供できる施設との観点から選定を進めてきており、この度、国内7ヵ所においてすでに大規模型シネマコンプレックスの運営実績をもつヴァージンシネマズジャパンを運営者に決定した。
なお、同施設は、ヴァージンシネマズジャパンにとって初の都市型シネマコンプレックスとなるもので、スクリーン数は9、座席数は合計約2,100席。今後は、六本木ヒルズの他の施設と連動した運営内容を固めていく方針。