森ビル(株)は2日、東京都港区赤坂一丁目の「アークヒルズ」において、大規模震災に備えた震災訓練を4日に実施すると発表。
同社グループの震災訓練は、被災時におけるテナントや入居者、周辺地域住民の安全確保、被災後のビル機能早期回復に重点をおいて行なわれる。
今年度の具体的内容は、(1)震災発生直後から支援活動体制を確保するまでの「初動訓練」、(2)支援活動体制確立後の各種情報収集・伝達や周辺地域への初期対応確認等を行なう「活動訓練」、(3)被災用井戸の操作・応急手当・救急搬送などの「体験訓練」の3点。
なお、同グループでは災害用井戸の設置や非常用食料等の備蓄などハード面での対策に加え、定期的な非常時連絡訓練や全社員による救命講習受講(救命技能認定証の取得)などを実施しており、今年は8月31日および9月1日の2日間、全社員を対象とした「非常時連絡訓練」を各社員の自宅にて実施した。