プレミア投資法人(本社:東京都港区、代表:吉田和美氏、総資産:約274億円)は10日、6番目の不動産投資信託(J-REIT)として東京証券取引所の不動産投資信託市場に上場した。
同投資法人は、(株)ケン・コーポレーション(27.1%)、日興ビルディング(株)(18.0%)、中央三井アセットマネジメント(株)(10.0%)、三井住友海上火災保険(株)(10.0%)、その他(34.9%)の出資による運用会社「プレミア・リート・アドバイザーズ(株)」により2002年5月2日に設立された。
発行投資口数は59,000口で、発行価格は1口につき480,000円。投資対象をオフィスビルとレジデンス(外観等において相対的に良質な賃貸マンション)に特化し、エリアも東京経済圏に限定している点が特徴で、取得予定物件は11物件。このうちオフィスビル「フジビル37」(東京都渋谷区、取得価額17億2,700万円)およびレジデンス「サンパレス南麻布」(東京都港区、同11億5,000万円)を同日取得、残りの「ランディック新橋ビル」(東京都港区、取得予定額63億4,100万円)、「KN渋谷3」(東京都渋谷区、同53億4,800万円)などオフィス7棟、「パークアクシス四谷ステージ」(東京都新宿区、同52億800万円)などレジデンス2棟を11日に取得する予定となっている。
なお、上場初日の初値(始値)は公募価格と同じ480,000円をつけ、その後高値が483,000円をつけると、このまま終値も483,000円となり順調な滑り出しをみせた。