(株)クリードは10日、8月27日開催の同社取締役会において、組織・機構改編を決議し、9月9日付けで実施したと発表した。なお、人事異動も併せて実施している。
主な改編内容は3点。同社グループの組織を企画機能、経営管理機能、営業機能の3つのグループに集約、これまで以上に事業戦略の策定から実現までをスピードアップすべく、「経営企画グループ」「経営管理グループ」「営業グループ」の3グループに再編整備した。また、事業リスクと経営リスクを統括管理する「リスク管理室」を新設し、アセットマネジメント事業と投資事業の伸展による不動産運用資産残高の拡大や、今後の経営環境の急激な変化、リスクの多様化・複雑化などに対処していく。3つめとして、同社で投資する案件が多岐にわたることから、より戦略的な投資を実現すべく、それぞれの投資活動を機動的に審議する投資委員会等の非定常組織を設置した。
同社では今回の組織改編を、今後の不良債権処理や企業の財務リストラクチャリングの進展によって見込まれるビジネスチャンスを確実に収益につなげ、不動産運用資産残高の拡大による中長期収益の安定基盤づくりを目的に実施したとしている。