新規事業支援ネットワークの「丸の内フロンティア」は、新たに総合商社2社を新規メンバーに加え、同ネットワークの規模拡充と活動の充実を図る。
「丸の内フロンティア」は、丸の内地区を中心とする「ベンチャー・スピンアウト企業の支援」を目的とし、発起人会社3社(三菱地所(株)、東京海上キャピタル(株)、J.P.モルガン証券会社)により2000年11月に発足した。
現在の「メンバー企業」は発起人会社3社と(株)先端科学技術インキュベーションセンター、PWCコンサルティング(株)、アンダーソン毛利法律事務所の、トーマツ、(株)NTTドコモ、(株)NTTエムイー、(株)NTTエックスの計10社で、新規参加するのは三菱商事(株)と丸紅(株)の2社。
また、同ネットワークではこれを機に、新規事業支援に関する「協力メンバー制度」を発足し、丸の内地区の一般企業、都市銀行、ベンチャーキャピタル等を「協力メンバー企業」として迎え入れることで、ネットワークを拡大させ、参加企業間における新規事業の機会創出を図るための活動を行なう。具体的には、「メンバー企業」「協力メンバー企業」が「支援先ベンチャー企業」「支援候補ベンチャー企業」に対して各種情報提供を行なうとともに、各社間の面談機会を設定する。また、毎月1回程度の「定例セミナー」を実施するほか、他の異業種ビジネスクラブ等とのネットワーク連携を支援する。
なお、同ネットワークではこうした活動・取り組みを行なうことにより、都市開発とビジネスインキュベーションが融合した都市活性化ネットワークのモデルースとして、より高付加価値な産業の育成・発展をめざすとしている。