都心エリアの活性化と人々の交流機会の創出を目的に組成する「大丸有エリアマネジメント協会」(東京都千代田区、理事長・横浜国立大学教授、日本女子大学講師 小林重敬氏)は25日、東京都よりNPO法人(特定非営利活動法人)として認証を得たと発表した。
同協会は、地域の再開発協議会が母体となり、地区に関わりのある企業や団体、ワーカー、学識者、弁護士等で組成。大手町、丸の内、有楽町地区を中心とする都心エリアで、街をよりいっそう活性化させ、人々の多様な参加、交流機会の創出を目的に設立された。協会の名称の「大丸有」は、大手町、丸の内、有楽町の頭文字をとって命名したもの。
同協会では、今回のNPO法人の認証取得を契機に活動を本格化させる方針で、今後は(1)都市環境や就業環境などの環境改善、(2)イベントなどによる地域の活性化、(3)多様なコミュニティの形成を3本柱とし活動していく。当面は、大有丸エリアの視察や見学会、街のガイド等を要望に応じて企画展開するほか、表面からは見えない街の活動や企業の取り組みなどの紹介、遊休スペースなど利用した広報活動や展示活動、マーケティング調査等を元にした社会先行指標の提示などを積極的に行なっていく。
なお現在、同協会では、愛称とロゴマーク設定を検討しており、ホームページ上でそれぞれ2案を公開、一般からの投票を受け付けている。投票者の中から抽選で3名に1万円相当の図書券、100名に粗品がプレゼントする特典を付けるなど、広く投票を呼びかけている。