首都圏の大学生を中心に学生支援事業を行なう(株)毎日コムネット(所在:東京都千代田区、代表取締役:伊藤守氏)は27日、10月29日にジャスダックに上場するのに伴い、会社説明会を開催した。
同社が推進する学生支援事業は、学生専用マンションの賃貸・仲介や地主向け土地活用コンサルを提供する「学生マンション事業」、クラブ・サークル合宿や研修等の企画手配、各種スポーツ大会の企画運営をする「課外活動支援事業」、学生人材紹介やアルバイトの情報を提供する「人材ネットワーク事業」の3分野の基本ステージからなるもの。
中でも学生マンション事業は、現在首都圏における取扱シェアが第4位(10.2%)で、取扱数の拡大とともに着実に収益をあげており、現在同社が最も力を入れている分野。具体的には、同社が土地オーナーに対して資産運用としての学生用マンション運営をコンサルティングし、「一括借上方式」(サブリース方式)による10年または15年契約を締結、提携する大学生協等のほか、各大学に合わせて発行する各種媒体などを通じて同社が入居募集を行なう「賃貸マンション運営代行」業。
オーナーにとっては、家賃保証により安定経営が約束される点がメリット。また入居学生にとっては、仲介手数料が不要なため入居費用が割安となるほか、学生専用のため、入退居の傾向がつかみやすく、前年秋から家賃の発生しない入居予約を可能とした点もメリットとなる。
同社では、今後も入学から卒業まで、大学生の「イ(ベント)・職・住」を総合的にサポートしていくとしており、今後も学生マーケットでの「オンリーワン企業」をめざすとしている。
なお、今回の上場に伴い発行される新規発行株式は、普通株式40万株(発行価格未定)、公募売り出し申し込み期間は10月21日から24日。