ミサワホーム(株)は15日、“スマートに生きる=自分の暮らしを手に入れる”をコンセプトにした木質系住宅「SMART STYLE」シリーズが受注10,000棟突破したのを記念し、低価格の木質系住宅「LIMITED25」と「LIMITED1000」を11月1日~30日の1ヵ月間のみ限定販売すると発表。
「LIMITED25」は、昨年7月に限定販売した際、1ヵ月間で3,728棟の販売新記録を樹立した商品。同商品は同社が量産企画した工業化住宅で、1坪あたり25万円台を実現し、魅力的な低価格と間取り・広さ・デザイン性が高く評価され、話題となった。今回再販するにあたり、前回不可能だったためにその後多くの要望が出された各種オプションを設定。また、外壁をツートンの貼り分けにするなど、特にデザイン性を向上させている。価格は1坪あたり25.7万円からで、計8プランが用意される。
「LIMITED1000」は、「LIMITED25」では困難であった狭小敷地への対応を実現するために開発された商品。「LIMITED25」同様に量産企画した工業化住宅で、同商品開発時の技術・ノウハウが生かされている。0.5モジュール(455ミリメートル)刻みの間口が都市部などの狭小間口に対応するためのコンパクトな設計が特徴で、インテリアはシンプルを基調としている。価格は23坪で1,000万円。二世帯住宅や収入型住宅のための2連棟も設定(価格は2棟で1,700万円)。南北玄関入り16プランと連棟タイプ8プランの完全企画型住宅で、3階建ても投入が予定されている。
今回の低価格商品の限定販売について、同社の三澤千代治社長は「『M-WOOD』が好評のため工場増設し増産体制が整った。また、木材や鉄などの建材を海外生産することで物流費用等を大幅削減が実現、この1年間で平均して1棟あたり約30万円のコストダウンを実現した。これらをユーザーに還元するという意味もある」と、今回のキャンペーン実施について説明した。
なお、販売目標はそれぞれ「LIMITED25」で3,000棟、「LIMITED1000」で2,000棟をめざす。