不動産ニュース / 開発・分譲

2001/11/20

長谷工コーポ、最高性能等級の高遮音薄畳を開発

 (株)長谷工コーポレーションは20日、住宅性能表示制度で規定される軽量床衝撃音対策等級において、最高性能の「等級5(床仕上げ構造区分1)」に相当する高遮音薄畳を開発し、国土交通大臣に対し、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく特別評価方法認定を申請すると発表した。

 開発された商品は、バリアフリー住宅に対応する厚さ15ミリ・25ミリ・35ミリの畳3種類。同社の技術研究所において約1年をかけ、さまざまな種類の材料を組み合わせた性能実験を実施し開発されたもので、表面材(畳表)に人工い草、その下にクッション材、心材を組み合わせた多層構造。ソフトプラスティッククッション材などの採用で快適な踏み心地を実現し、特殊樹脂板の採用で反りなどを抑制、人工い草の採用により色あせ・色むら、ダニ・カビの発生を抑える等の特徴を有する。なお、3種類は(財)日本建築総合試験所の試験で「床仕上げ構造区分1」の評価を得、最高等級5の性能表示が可能となった。なお、等級5の薄畳はわが国で第1号となるもの。
 認定取得後は同社が設計・施工する新築マンションのバリアフリー内装仕様高遮音タイプとして提案するほか、既存マンションのリフォームや外部販売を検討するとしている。

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